資産とは
資産という言葉は簿記の世界では貸借対照表の借方に記載されます。

この上の図の場合、現金という科目が資産に該当します。
また貸借対照表の他にも総勘定元帳や仕訳などにおいても常に意識すること言葉となります。
資産はどのようなものを指すのか?
資産とは簡単に言えば、会社の財産のことを指しています。
財産とは現金や預金などのお金をはじめ、会社が所有している土地や建物、さらには備品などが当てはまります。
さらには社内で保有している経済的に価値のあるものも会社の財産と見ることが出来ます。
資産として数えられないもの
例えば企業に努めている社員や、その企業のブランドなどは資産としては考えません。
簿記の中での資産とは、その資産となるものをお金に変換できるかどうかが一つの判断基準となるためです。
人やブランドは直接お金には変換できません。
そのため企業活動を行う上でこれらのものが重要なものであったとしても、これらは資産ではないと考えます。
資産となるものの例
資産となるものの例を書いていきます。
ざっといくつか書き出してみましたが、これらのものは会社の資産(財産)として扱われるものです。
もしあなたが会社に務めている場合、あなたの会社の中にはどのような資産があるのかを考えてみると、イメージが湧きやすいと思います。
簿記の学習ではこの資産というの考えは空気のように当たり前に使用していくため、ぜひこの考え方に慣れていってください。
資産を仕訳する場合のルール
資産に関する勘定科目は増加したら借方、減少したら貸方に記載していきます。
実際に仕訳を行うときはこれらのルールをしっかりと頭に入れた状態で処理を行っていきましょう。
資産の種類について
これは簿記の学習もそうですが、資産というものの性格を理解する上でも必須の項目となる資産の種類について見ていきましょう。
資産は大きく分けて下記の3種類に分けられます。
- 流動資産
- 固定資産
- 繰延資産
流動資産とは
流動資産とは、
- 材料の仕入れや商品の製造・販売などを行う中で生じた資産や、
- 1年以内に現金に置き換えられるような資産
のことを指します。
例えば現金や小切手というものは流動資産となります。
ほかに銀行や郵便局に預けている預金や、取引先から支払いで利用される受取手形も流動資産となります。
さらには株式や債権などの有価証券、在庫などを棚卸しした際に生じする棚卸資産も売却することでお金に変換することができるため、流動資産として分類されます。
固定資産とは
固定資産とは、一般的には1年以上の長期にわたって使用、または利用する目的で保有している資産のことを指しています。
具体的には、その企業が保有している土地や建物、車やトラックなどが該当します。
また、オフィスにある机・椅子、パソコンなどの備品もこれに該当します。
固定資産はさらに、
- 有形固定資産
- 無形固定資産
- 投資その他の資産
の3つに分けることが出来、ここまで説明してきたものはどれも形が見えるので有形固定資産となります。
無形固定資産は商標権や著作権など、目に見えない財産を指すときに使用されます。
また、投資有価証券などのような、そのほかの固定資産については投資その他の資産として分類されます。
繰延資産とは
繰延資産とは、本来費用に分類されるべき項目となるものの、将来にわたり利益を生み出せる可能性があることから、一旦は資産として計上し、数年間にわたって償却していくもののことを指します。
具体的には、開業費や製品の開発費などがこれに当たります。
なお、繰延資産は項目ごとに償却期間が決められており、例えば開業費や開発費は5年というように期間が定められている点にも注意が必要です。
この繰延資産については書き出すとページが長くなってしまうので、まずはシンプルな説明に留めさせていただきます。
資産は簿記の基本
以上のように会社の財産となる資産について説明してきました。
資産を理解することは簿記を効率的に学んでいく上では必須事項となります。
普段から会社の資産はなんだろうか?と考えるなど、あなたが関連する会社の資産(財産)について考えてみると良いかもしれません。