未払配当金について
未払配当金という勘定科目は、日商簿記3級の出題範囲の勘定科目です。
株主総会での株主への配当金額が決定した場合に用いられる勘定科目で、繰越利益剰余金を減らして、未払配当金で仕訳の処理を行います。
この段階では、まだ実際に支払いを行ったわけではなく、あくまで後ほど支払う義務となるため、負債として扱います。
未払配当金は負債の科目
未払配当金は負債の科目です。
未払配当金は増加したら貸方に、減少したら借方に記入します。
未払配当金で処理されるもの
株主配当金
株主に対して支払う配当金については未払配当金として処理します。
未払配当金勘定を用いた仕訳の例
繰越利益剰余金を用いた仕訳としては、他に剰余金の配当時にも用いられます。
- 繰越利益剰余金を用いて、株主配当金を¥100,000とすることにした。
- 上記、株主配当金について、小切手を振り出して支払いを行った。
– | 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
---|---|---|---|---|
1 | 繰越利益剰余金 | 100,000 | 未払配当金 | 100,000 |
2 | 未払配当金 | 100,000 | 当座預金 | 100,000 |