こんにちは、日々FIRE目指して走りつづける新米社長です。
今日はフリーランスのエンジニアがココナラを利用して稼げるのか?というお話。
フリーランスの方は要チェックです。
ココナラでフリーランスのエンジニアは稼げるのか?
少し前にココナラと外注スキルについて書きました。
リンク: 【早く稼ぎたい人向け】事業収入を早く増やしていくためには外注スキルが必須
この文章は、あくまで外注側の目線に沿ったココナラの利用に関する文章です。
ココナラでは実際の案件と比べて、低単価で仕事を発注できるため、経営者・事業者の中でもココナラを利用している方は多いと思います。
そして、先日友人でエンジニアからフリーランスになった友人がいます。
その友人は複数の取引先から仕事を受注していますが、空いた時間にココナラも使ってみようと思い、登録したのとのこと。
ちょうど数日前にあったときに、その話を聞き、
「ココナラの案件の単価は安すぎる」
という話になったので、それについて書いていこうと思います。
この記事の注意点
この記事はココナラの案件の単価が安いから利用をおすすめしない、という内容ではありません。
この後にも書きますが、ココナラは低単価であることから発注者にとっては大きなメリットがあると同時に、
安くてもいいから時間を有効にマネタイズに使いたい、また経験を積みたい人材にとっても重要な経験を積める場でもあります。
またこの記事の中で書かれているのはIT・プログラミング系の案件のみのため、他のカテゴリーについては筆者は値段を調べていません。
またたまたま低単価が多かったということもあるので、参考程度に読んでいただけたらと思います。
ココナラでフリーランスのエンジニアは稼げない?
先日、フリーランスのエンジニアとして仕事をしている友人と話したときに、
「ココナラの案件の単価は安すぎる」
と友人がこぼしていたので、実際にココナラのIT・プログラミング関連の仕事依頼を見てみると、本来であれば数十万単位の案件である内容が、数万、ものによっては数千円単位で募集されています。
私も以前はエンジニア・プログラマーとして働いていたので現場の相場観はある程度心得ているつもりですが、
「これはいくらなんでも安すぎる」
という印象を抱きました。
勿論、ココナラというサービスの性質上、単発単位の案件が中心であるため、アプリ開発、と書かれていても、実は最初の設計だけを行うとかの内容もあるかもしれません。
例えばiPhoneアプリの開発などであれば、内容がどのようなものであれ数十万は低くてもかかります。
(むしろ数万単位で行えるアプリ開発とは、本当にアプリ開発なのか?レベルの話です。)
これは案件自体の相場もさることながら、例えばアプリ開発であればそれ自体がサクッと行える作業ではないため、受注した人は短く見積もっても環境構築・要件定義・開発・テストなどなどを行う必要があり、数日はその作業に当たることになります。
当然発注者とのやり取りも必須となるでしょう。
(そもそも要件定義にずれがあったらすべてが失敗になるので)
よって、発注者とのやり取りも稼働時間に含めると、アプリ開発で数万円というのは、むしろありえない金額となります。
このような発注者を見ていると、
- 単純に求める要件に係る工数と相場観を理解していない
- なるべく値段は低く見積もりたい
という2つのパターンがあると思います。
なるべく値段は低く見積もりたい発注者に対する対応
後者の、なるべく値段は低く見積もりたい、というのは私も発注者の立場から非常に理解できます。
ですが、もし仮に相場観を知りながら、それを無視した値段を求めるなら、そもそも案件は受けないほうが良いと思います。
もしくは、
最初に要件の確認を行い、改めて見積額を伝える。その見積額で無理であるならば依頼は受けない
という姿勢を明確に見せることで、無駄なやり取りを回避することが出来ます。
そもそも、ココナラ上での事前相談なども、それ自体を工数として捉えるべきなので、やり取りが長引く分、あなたは無賃労働を行っていると考えるべきです。
フリーランスとして働いているのなら、それぐらいの金銭感覚がないと搾取され続けます。
そのため、自分の意向を伝えた上で早めに撤退しましょう。
単純に求める要件に係る工数と相場観を理解していない
もう一つのパターン、発注者側が単純に求める要件に係る工数と相場観を理解していない
ですが、実際に依頼案件を見ているとこのパターンも多そうだなと思います。
このようなパターンであれば、一度依頼に対して提案を行い、発注者側が興味を示したのなら、
- 求められる要件の確認
- 希望する要件に関する見積もりの提示
をなるべく相談の初期段階で行うべきです。
発注者側が相場観を理解していない、というのは割とよくあることで、私も以前異業種の方とやり取りをしていたときに全く相場観が分からず、ものすごい値段をふっかけたことがあります。
そのため、一度こちらで的確な値段で見積もりを提案すべきだと思います。
「いやいや、値段下げないと仕事がなくなってしまうかもしれないよ」
と思われる方は、そもそもフリーランスでは稼げないと思います。
ココナラで依頼案件の単価を見ると、相場から比べて安すぎるぐらいなので、ココナラだけで食っていくことはほぼほぼ不可能だと思います。
エンジニアがココナラを利用するなら、
- 空いた時間を有効活用したいので低単価でも仕事がしたい
- 経験を積みたいので低単価でも仕事がしたい
- 数回のやり取りで納品できる簡単な仕事なので受注したい
という形になると思います。
ココナラで受注すべきプログラミング案件とは
上でも少し書きましたが、フリーランスのエンジニアがココナラで受注すべきプログラミング案件とは、数回のやり取りで納品まで行えるような小規模案件です。
例えば、
- 〇〇するエクセルのマクロを書いて欲しい
- Gmailの内容を抽出するGoogle Apps Scriptを書いてほしい
- バグの改修をお願いしたい
- プログラミングの相談に乗って欲しい
などのような比較的なコンパクトな案件にとどめておくべきです。
時折、〇〇みたいなサービスを作りたい、とシステム開発を依頼する方もいますが、規模によっては普通に数百万円超える案件とかも紛れているので、そういうものは相手にしないほうが懸命です。
繰り返しますが、これは発注者の知識が乏しいために起きていることが多いと思います。
そもそも私であれば、低単価でサービス開発のような案件を発注しません。
そのため、そのような案件は避けて、単発で済む案件を中心に提案を行っていくのが、ココナラで疲弊せずに稼いでいく方向性となると思います。
フリーランスになりたての頃は(私も経験ありですが)、お人好しすぎるぐらいに相手に寄り添った提案をしてしまいますが、それが仇となって足元を見られることもあります。
あなたの時間単価はいくらなのか?あなた自身がまずはしっかりと認識するようにしましょう。
ある程度経験のあるエンジニアならエージェント経由で仕事を取る
ここまでココナラを利用した案件受注のポイントについて書いていきましたが、単発の案件ではなく、もう少しまとまった案件はないのかと気になる方も多いと思います。
私はそのような場合、下記のようなエージェント経由で仕事を受注するのがオススメかと思います。
勿論このようなエージェントを利用する場合、仲介手数料などは抜かれますが、
- ある程度まとまった案件であること
- 発注者側もシステム開発会社であるため発注金額の相場も理解している
- 周りで働く人もエンジニアのため、ある程度エンジニアとしての常識を持っている傾向がある
- 週3日など、融通の効く案件もある
- 様々なタイプのプロジェクトが存在するため、スキルマッチしやすい
などのように仕事としてやりやすい環境は高いと思います。
週3日からの案件などもあるので、フリーランスで最初は仕事がないので、週の半分を希望した会社で働くなどしても良いと思います。
実際、わたくし新米社長もエージェント経由でも仕事を頂いており、週の半分ほどを業務委託という形で働いています。
以上のようにして、自身の収入をコントロールしていくのがフリーランスのエンジニアは必要かと思います。
ココナラのような便利なサービスがあると、ついついそこで収益をしっかり出そう!という気持ちになりますが、そこは冷静になって自身の時間単価を考えた上で動いていくことが、稼げるフリーランスになる近道かと思います。
なお、このように忖度なしで語ってきましたが、ココナラも良いサービスなのでぜひフリーランスの方も発注者の方も色々と案件を確認してみると良いと思います。