通信費という勘定科目について

通信費 科目

こんにちは、日々FIREを目指して駆け抜けています、新米社長です。

今日は通信費に関するお話です。

通信費について

通信費という勘定科目は、日商簿記3級の出題範囲の勘定科目です。

会社の経営に使用される、下記のような項目はすべて通信費勘定で処理します。

通信費で処理されるもの

  • 電話料金
  • 郵便代金
  • 携帯電話代金
  • 宅急便などの配達代金
  • ハガキ代
  • 郵便切手代
  • ファックス代
  • インターネット関連の費用

切手は租税公課ではなく通信費

切手については、印紙とイメージが似ているため租税公課勘定と一瞬勘違いしそうになりますが、あくまで印紙は印紙税などの税金を支払うために利用されるものです。

具体的には、登録免許税の支払いや、契約書を作成する際に貼り付けて利用されるものです。

ですが、切手は税金ではありません。

郵便を送るために利用される送料という扱いとなります。

そのため仕訳科目は租税公課ではなく通信費となります。

通信費は費用の科目

費用

通信費は費用の科目です。

通信費は増加したら借方に、減少したら貸方に記入します。

通信費としては処理されないもの

下記のものは通信費としては処理されません。

ファックス用紙やコピー用紙などの用紙代

これらは事務用品となるため消耗品費として処理します。

ハガキや郵便など

これらも同じく事務用品となるため消耗品費として処理します。

ダイレクトメールの送料

郵送料自体は通信費として処理できますが、ダイレクトメールは販売促進活動のために利用されるものとなります。
この場合、広告宣伝費として処理するようにします。

切手や通常はがきは通信費として分類します。
換金性があるため購入時には貯蔵品として分類し、使用したら通信費として計上することの注意が必要です。

電話やコピー機等のリース料

これらは貸借料やリース料として分類する必要があります。
自社が所有するものではなく、リースとして扱っている機器の場合は科目も異なるので注意が必要です。
(ただし、リース料などの科目は簿記3級の出題範囲ではありません。)

祝電などの電報

祝電などのように外部との付き合いのための費用は交際費として処理します。

印紙

租税公課として処理します。

通信費勘定を用いた仕訳の例

  1. 受取手数料¥10,000を現金で受け取った
  2. 商品¥30,000を仕入れ、代金は現金で支払った
借方科目金額貸方科目金額
1現金10,000受取手数料10,000
2仕入30,000現金30,000

通信費勘定で関連する補助簿

通信費勘定に関連する補助簿は特にありません。

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