未払費用という勘定科目について

負債 科目

未払費用について

未払費用という勘定科目は、日商簿記3級の出題範囲の勘定科目です。

他の会社や他人から何かしらの役務の提供を受け費用は発生しているが、まだその代金を支払っておらず、代金の支払いは翌期に約束しているような状態を費用の未払いといいます。
この場合、代金の支払い(費用)自体は当期に発生しているものなので、未払費用勘定を用いて適切に処理する必要があります。

未払費用は負債の科目

未払費用は負債の科目です。

未払費用は増加したら貸方に、減少したら借方に記入します。

未払費用で処理されるもの

未払家賃

当期分の家賃を翌期に支払うことになっている場合、未払家賃勘定として処理します。

未払利息勘定を用いた仕訳の例

  • 12月1日、現金¥1,000,000を利率年0.73%、借入期間1年、利息は元金返済時に支払う予定で借り入れた。
  • 3月31日(決算日)、利息は1年を365日として日割り計算で行う。
  • 翌年の11月30日、元金と利息を現金で支払った。

3月31日までに発生している利息の求め方は下記の通り。 なお、3月31日までの日数は121日はとなる。

  • 12月は31日間
  • 1月は31日間
  • 2月は28日間
  • 3がつは31日間

未払利息を求めるための計算式

1,000,000 × 0.0073 × 121 ÷ 365

なお、1年間の利息は¥7,300となる。

借方科目金額貸方科目金額
12月1日現金1,000,000借入金1,000,000
3月31日支払利息2,420未払利息2,420
4月1日未払利息2,420支払利息2,420
11月30日借入金
支払利息
1,000,000
7,300
現金
 
1,007,300
 
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